イベントブースのレイアウト完全ガイド!目的別の配置例と集客のコツ

イベントや展示会は、自社の製品やサービスの魅力を直接アピールできるほか、潜在顧客とのつながりも強められる絶好の機会です。
しかし、イベントブースには間取りがなく、自由度も高いため、「どのようなレイアウトが良いのかわからない」と悩む方も多いでしょう。
出展を成功に導くためには、スペースの大きさや形状、出展目的などに応じてレイアウトを設計することが大切です。
そこでこの記事では、ブースレイアウトの基本から目的別の配置例、集客のコツまでを解説します。ぜひ実際のブースづくりの参考にしてみてください。
ブースのレイアウトの基本について
ブースのレイアウトを考える際に重要なのは、「印象」と「導線」を意識することです。
例えば、来場者が立ち寄りやすいように、入口は開放的なデザインを心がけましょう。
入口に企業名や商品名がわかるパネルを設置したり、通路からの見え方を工夫したりすることで、来場者の興味をひきやすくなります。
導線づくりでは「来場者をどう誘導したいか」を意識して、その流れに沿った配置にするのがおすすめです。キャッチコピーや商品をうまく設置して、来場者の目をひくことができれば自然にブース内に誘導できます。
また、オープン型レイアウトは開放的で立ち寄りやすく、セミオープン型は1対1の商談などを進めたい場合に適しています。
目的や用途、ターゲット層などにあわせて、ブースをデザインしましょう。
ブースの開放面の数と特徴について

イベントで使用されるブースは、開放面数によって特徴がそれぞれ異なります。
以下に、開放面数ごとの特徴やメリット・デメリットについてまとめました。
開放面数 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
1面開放(標準壁付) | 正面のみ開放されたシンプルなブース |
- バックパネルを利用して説明しやすい - 少ないスタッフでも効率的に運営可能 - ピンポイントの商談に最適 |
- 1方向からしかアクセスできない - 通路側が混雑すると、来場者がブースに入りにくい |
2面開放(角地ブース) | 通路に対して2面を開放したブース |
- 2通路の来場者から発見されやすい - 開放感があり、来場者を呼び込みやすい -コストを抑えつつ、対話の機会を増やせる |
- 1面開放よりも設計や装飾にコストがかかる - 角部分が目立つため、展示のバランスに注意する必要がある |
3面開放 | 通路に対して3面を開放したブース |
- 多方向から視認されるため、高い集客力が期待できる - 大型スクリーンの設置や体験型など、ブースデザインの幅が広がる |
- ストックスペースを確保しにくい - 人の流れが多いため、スタッフや展示品の配置に工夫が必要 |
4面開放(アイランド型) | 4面すべてが通路に面しており、完全に独立しているブース |
- どの方向からも出入りしやすく、集客効果が非常に高い - 企業イメージやブランドを細部までこだわって表現できる |
-すべて通路に接しているため、レイアウトに工夫が求められる - 3面開放ブース同様、ストックスペースを確保しにくい - スタッフの対応が煩雑化しやすい |
目的別!おすすめブースレイアウト例
ここからは、おすすめのブースレイアウト例について紹介します。
- ・商品展示をメインにしたレイアウト
- ・商談や接客を重視したレイアウト
- ・配布物を中心にしたシンプルレイアウト
- ・体験やデモを見せるレイアウト
ぜひ、イベントブースを設置する際の参考にしてみてください。
商品展示をメインにしたレイアウト

商品展示をメインにしたレイアウトは、商品を店舗のように並べて、スタッフが必要に応じて説明などを行うのが特徴です。
実際に見たり、手にとってもらったりしながら商品の魅力を説明できるため、来場者の興味や購買意欲を高められます。
また、注目させたい商品や新商品の周囲はあえて余白を設けたり、来場者の目線の高さに配置したりと工夫することで、ディスプレイに立体感が出てくるでしょう。
より多くの来場者が注目するように、ポップやQRコード、使用シーンをイメージできるパネルなどを設置するのも効果的です。
商談や接客を重視したレイアウト

商談や接客を重視したレイアウトは、落ち着いて来場者に商品やサービスのプレゼンをできるのが魅力です。
椅子や机、カウンターなどを置く際は十分なスペースを確保し、来場者が落ち着いて商品やサービス内容を確認できる空間を作りましょう。
さらにパーテーションを配置すれば、周りの視線を気にすることなく、安心して相談ができる印象を来場者に与えます。
そのほか、入口や通路幅を広くする、装飾は壁面に沿って配置するなど、ブース内の混雑感を和らげる工夫も求められます。
配布物を中心にしたシンプルレイアウト

立ち寄りやすさを優先したい場合は、配布物を中心にしたシンプルなオープン型レイアウトがおすすめです。
派手な装飾や展示は少なめにして、チラシやパンフレット、サンプルなどをまとめた配布物台を配置することで、アピールしたい商品やサービスを効率的に伝えられます。
また、ブースの雰囲気を演出するアイテムとして、スタンドPOPやタペストリーなどを配置するのも有効です。
制作する際は、文字の大きさやカラーなども工夫して、遠くからでも目立つデザインを心がけましょう。
体験やデモを見せるレイアウト

体験やデモなどを実際に見せるレイアウトは、来場者の興味をひくのに効果的です。
商品の使い勝手や魅力をその場で実感してもらうことで、来場者の購買意欲を刺激できるほか、競合他社との差別化にもつながるというメリットがあります。
体験できるエリアは、導線設計と連動させながら、来場者が自然に立ち止まれる位置に設けるようにしましょう。
商品の特性によっては、設営完了後にデモ機材の電源が確保できているかチェックしておくことをおすすめします。
集客力アップにつながるレイアウトの工夫
集客力を高めるためには、以下の3つのポイントをおさえてレイアウトすることも大切です。
- ・通路と動線の設計ポイント
- ・視線を誘導する高さや装飾の工夫
- ・アイキャッチとなる装飾アイテムの活用
それぞれ詳しく解説します。
通路と動線の設計ポイント
限られたスペースで効果的に集客力をアップさせるためには、入口からブース奥までの流れを意識することが重要です。
例えば入口付近にディスプレイやパンフレットを配置したり、通路幅を確保したりすることで、入りやすい空間を演出できます。
また、奥にメインの商品やサービスを配置するなど、店内全体を回遊しやすいレイアウトにすることも集客に効果的です。
ブースレイアウトではスタッフの立ち位置も考慮して、来場者を自然に誘導する空間づくりを心がけましょう。
視線を誘導する高さや装飾の工夫
来場者をブースに誘導するには、高さや装飾を工夫することも必要です。
例えば商品やパネルを展示する場合は、来場者の目線の高さにあわせて配置することで、見やすさが向上します。
また、視認性の高いバックパネルや吊り下げアイテムを取り入れることで、多くの来場者の目を引きつけることもできます。
このとき商品名や企業ロゴのほかに、キャッチコピーや商品画像などが含まれていれば、来場者の興味をそそり、より高い集客効果につながるでしょう。
アイキャッチとなる装飾アイテムの活用
展示会ブースの魅力を高めるためには、アイキャッチとなる装飾アイテムをうまく活用することもポイントです。
例えばのぼりやA型看板、LEDパネルなど、動きや光を活かしたアイテムを選ぶことで、来場者へ強いインパクトを与えます。
また、配色やフォントを統一すればブースの全体的なテーマがまとまるため、来場者への印象がより深まることでしょう。
こうしたわかりやすいアイキャッチを取り入れることも、ブースの認知度や集客力アップにつながります。
展示会キングおすすめ!装飾アイテム紹介
最後に、展示会キングおすすめの装飾アイテムをご紹介します。
以下に紹介するアイテムは、すべて展示会キングから注文が可能です。気になるアイテムがありましたら、ぜひリンクから詳細をご確認ください。
テーブルクロスやのぼりでブランド感を演出
テーブルクロスやのぼりは、ブースのブランド感を演出するのに役立ちます。
例えば机のみの簡易ブースでも、企業カラーやロゴを中心にデザインしたテーブルクロスを設置すれば、にぎやかな雰囲気に仕上がります。
ブース全体のコンセプトに合わせたのぼりを設置すれば、統一感が生まれ、来場者の記憶に残りやすくなるでしょう。
また、企業ロゴを入れたテーブルクロスやのぼりは、離れていても視認性が高いため、遠くからでもPR効果抜群です。
展示会キングでは、テーブルクロスは前掛けやボックスなど3タイプ、のぼり旗は定番サイズからジャンボサイズなど6サイズからお選びいただけます。
イベント用のオリジナルのテーブルクロスやのぼり旗を制作する際は、ぜひご相談ください。
A型看板・パネルで視認性アップ
A型看板やパネルは視認性が高く、ブースの存在を効果的にアピールできるアイテムです。
入口のそばやメイン通路沿いなど、自然に人の目に触れやすい場所に配置しておけば来場者の目にとまりやすく、ブースへの興味を高める効果が期待できるでしょう。
設置する際に、看板やパネルにQRコードを印字しておくと、企業のwebサイトや資料請求に誘導することも可能になります。
展示会キングでは、オリジナルのA型のぼり看板やパネルを1枚から制作可能です。興味がありましたら、リンク先をご覧ください。
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