パーテーションとは間仕切り?意味や種類、メリットを解説!

パーテーションはオフィスや自宅などの空間を仕切る目的などで活用されるアイテムですが、素材やデザインによってその効果や見た目の印象は大きく異なります。そのため、導入する際は用途や目的、設置場所などさまざまな要素を考慮して選ぶことが大切です。
この記事では、パーテーションについて、主な種類やその特徴、効果的な活用方法について解説します。シーン別の活用例や当店で取り扱っているパーテーションも紹介するので、目的にあったパーテーションを見つけるヒントとしてぜひ最後までご覧ください。
パーテーションとは空間を仕切るための間仕切りや壁のこと
パーテーションとは、主に部屋や空間の区切りとして使用される簡易壁のことです。
さまざまな高さや素材のパーテーションがあるため、使い方次第で独立した個室空間を設けたり、視線を遮ってプライバシーを確保したりと、さまざまな場所における空間のレイアウト変更に役立ちます。間仕切りとして、空間の快適性やデザイン性を高めるのに効果的なアイテムです。
なお、パーテーションは英語の「partition(分割・仕切り)」に由来しており、「パーティション」と呼ばれることもあります。
パーテーションの種類や活用方法をご紹介
パーテーションは、主に「素材」や「大きさ」、「仕様」などの違いによって以下のような種類があります。
- ローパーテーション
- ハイパーテーション
- アルミパーテーション
- スチールパーティション
- ガラスパーテーション
- デスクトップパーテーション
- スライドパーテーション
- ホワイトボードパネル
- 吸音パーテーション
それぞれ特徴が異なるため、用途にあわせて適切なものを選びましょう。
効果を最大限引き出すために、事前に目的や期待する効果を明確にしておくことをおすすめします。以下では、それぞれのパーテーションについて解説していきます。
ローパーテーション

ローパーテーションは、上部が天井まで届かない低めのパーテーションです。設置工事がいらず、状況に応じて移動や撤去が簡単にできるのが魅力です。サイズやカラーバリエーションも豊富で、打ち合わせスペースや接客スペース、自習室などさまざまなシーンで利用されています。
ハイパーテーション

ハイパーテーションは、天井や床などに固定されているタイプのパーテーションで、欄間クローズ型と欄間オープン型の2種類があります。
欄間クローズ型は防音性や遮視性に優れており、オフィスであれば社長室や役員室などの間仕切りにおすすめです。
対して、欄間オープン型は空間を完全に区切ってはおらず、基本的に空調設備を増設する必要がありません。そのため、クローズ型よりも施工費用を抑えられるというメリットがあります。
アルミパーテーション

フレーム部分がアルミでできたアルミパーテーションは、軽量で扱いやすいのが特徴です。遮音性や防火性などが低い傾向にあるものの、素材価格も施工費用も比較的お手頃で、コストを抑えながら空間レイアウトの変更が行えます。
施工期間も短く、主にオフィスのエントランスや更衣室、喫煙所や工場内の作業スペースなどで利用されています。
スチールパーテーション

一般的にスチール(鉄)と石膏ボードで作られているスチールパーテーションは、フラットでスッキリした見た目が特徴です。
重量がある分、運搬や設置には手間がかかるものの、遮音性や耐火性の高さから会議室や役員室、応接室や商業施設のバックヤードなどで主に導入されています。
ガラスパーテーション

ガラスパネルとアルミなどの軽量素材フレームを組み合わせたガラスパーテーションは、おしゃれな空間づくりに適しています。コストが高くなりやすいものの、光や視野を完全に遮らないまま空間を仕切れるため、開放感を演出できます。
遮音性も期待できるため、オフィスの会議室やエントランスのほかに、リビングの間仕切りなど一般住宅で取り入れることもあります。
デスクトップパーテーション(テーブルパーテーション)

机の上に設置して使用するタイプのローパーテーションはデスクトップパーテーションやテーブルパーテーションと呼ばれます。卓上に置けるため設置場所や用途も多岐にわたり、お店の受付やコールセンター・オフィスなどのデスクの仕切り、学習塾や図書館などの学習スペースの仕切りなどに活用されています。
飛沫感染対策や防犯対策としてパーテーションを置くケースもあります。透明度の高いアクリルパーテーションであれば、視界を遮らずに窓口カウンターや飲食店などでの対面式の接客ができます。
なお、当店ではオリジナルデザインが印刷できるテーブルパーテーションを取り扱っております。写真や文字などを自由に印刷できるため、お店の受付でサービスや商品を宣伝したり、飲食店でメニュー表代わりにすることができます。

スライドパーテーション(スライディングウォール)
スライドパーテーションは、天井に埋め込んだレールに吊り下げて開閉するタイプのパーテーションです。レールに沿って動かせるため、収容人数に応じて仕切りを閉じたり開けたりと、使用状況にあわせてオフィスのスペースを柔軟に変えられます。
スライドパーテーションは、オフィスをはじめ、セミナールームや学校、宴会場や結婚式場などでも活用されています。
また、横方向へのスライド動作で開閉でき、扉としての機能も持つスライドドアも、スライドパーテーションの1種です。開閉にスペースを取らないため、室内のスペースを広く確保したい場合におすすめです。出入り時の障害となる凹凸が床面にできないことから、スライドドアは病院や幼稚園、介護・福祉施設などでも活用されています。
ホワイトボードパネル
壁面がホワイトボードになっているパーテーションです。空間を仕切るパネルと情報共有ツールのホワイトボードが一体化していることで、オフィスやミーティングスペースを有効活用できます。
折りたたみ式やキャスター付きなど種類や形状もさまざまで、会議室やワークスペース、学校やレクリエーション施設などの空間内でよく使用されています。
吸音パーテーション
吸音パーテーションとは、吸音性が高い素材を使用して、音の反響を抑えられるパーテーションです。雑音を効果的に吸収し、周りへの音漏れを防いだり、声が聞き取りやすくなったりするなどの効果があります。重要事項を話し合う場合にも、室外に情報が漏れるのを防ぎやすくなります。
こうした機能性から、オフィスや会議室、音楽教室や診療室など室内の音環境が気になるシーンで活躍します。
パーテーションを設置することで期待できるメリット
パーテーションは、空間を自在にレイアウト変更できるだけでなく、以下のメリットもあります。
- セキュリティやプライバシーの強化
- 集中力の向上
- デザイン性の向上
それぞれのメリットについて、詳しく解説します。
視線や音を遮ることでセキュリティやプライバシーの強化につながる
パーテーション設置のメリットとして、まずは「セキュリティやプライバシーの強化」が挙げられます。
顧客対応や機密性の高い情報を扱う場合には、プライバシーやセキュリティに対する配慮が欠かせません。特に天井まで高さのあるハイパーテーションなら、外部と隔離したスペースが確保できます。
さらに、遮音性の高い素材を使ったり、出入り口にカードキーや入退室管理システムを設置したりすれば、セキュリティの精度はより高まることが期待できます。
閉ざされた空間ができるため集中力が高まる
パーテーションで空間を仕切ることで、周囲の視線が気になりにくくなるため、作業や会話への集中力を高める効果も期待できます。
オフィスの場合、デスクごとにパーテーションで区切ることで隣からの介入や視線を抑えられ、集中しやすい環境が手軽に用意できます。また、防音機能のあるパーテーションを使えば、会議の会話漏れやオフィス内の騒音などを心配せずに業務に集中しやすくなります。
設置する空間のデザイン性向上が期待できる
パーテーションは、ただ空間を仕切るだけでなく「デザイン性の向上」にも役立ちます。
先にも紹介した通り、パーテーションには見た目だけでもシンプルなものからデザイン性の高いものまでさまざまな種類があります。例として、ガラスパーテーションで空間を仕切れば、スタイリッシュで高級感のある空間に仕上げやすくなります。他にも、明るい色のパーテーションとともに植物を飾るなど、家具やオブジェとの組み合わせで狙った雰囲気を演出することもできます。
おしゃれな空間づくりは、オフィスであれば社員のモチベーションアップなどにもつながることがあり、副次的な効果を得ることも期待できます。
パーテーションのシーン別活用例
最後に、パーテーションを実際に活用できるシーンを3つご紹介します。ここまで紹介したパーテーションの種類や効果と照らし合わせながら、利用シーンをイメージする際の参考にしてみてください。
オフィスで会議室や打ち合わせスペースを作る

パーテーションの活用例として多いのが、オフィスなどにおける会議室や打ち合わせのスペースづくりです。
現在のオフィスのままで既存スペースを有効活用できるため、社員数やチーム数が変動しても対応しやすいです。
ロビーや待合室の空間づくり・インテリアとして使う

ロビーや待合室の空間づくりや、インテリアとしてもパーテーションは活躍しています。
企業や施設の雰囲気、ブランドイメージなどに色や素材をあわせれば、より空間の魅力を引きあげることができるでしょう。
店舗や施設で装飾・販促用として活用する

パーテーションをお店や施設の装飾、販促アイテムとしても活用するケースもあります。
オリジナル印刷に対応したパーテーションもあるため、空間を仕切りながら商品やサービスを大きく宣伝できます。サイズの大きいものはイベントやキャンペーンなどでもよく目立ち、顧客に対しての目印にもなります。
(写真:ガレージ356 T様 使用商品:オリジナル取り替え式布パーテーション)
まとめ
パーテーションは、ただ空間を仕切るだけでなく、オフィスや自宅の環境を変えられる汎用性の高いツールです。デザインや素材、配置次第でコミュニケーションの促進や集中力・生産性の向上など、副次的な効果を得ることもできます。
低価格で簡易的な仕切りを作るならローパーテーション、しっかりしたスペースを構築したい場合はハイパーテーションを選ぶなど、コストや目的にあわせて適したパーテーションを検討してみてください。
なお、当店では活用例でもご紹介したオリジナル印刷ができるパーテーションの1つとして、「取り換え式布パーテーション」の作成も承っております。布と器具で簡単に組み立てられるタイプのパーテーションで、設置や収納がお手軽です。印刷面も大きく写真もきれいに映えるため、さまざまなデザインで自由に訴求できるアイテムです。この機会にぜひチェックしてみてください。
