展示会キングへようこそ!展示会・イベント・会社説明会のブース装飾ならお任せください!【日本全国対応】

よくある質問はこちら お問い合わせ

ポスターのデザインやレイアウトのアイデアとコツ!デザイン例も紹介

ポスターのデザインやレイアウトのアイデアとコツ!デザイン例も紹介

ポスターで情報を効果的に伝えるためには、デザインやレイアウトの基本から魅力的に見せるコツまでを押さえることが重要です。デザインそのものに関わる要素はもちろん、用紙やサイズの選び方まで細かく考えるほど、見る人の目と心を引きつけるポスターを制作できるようになります。

この記事では、ポスターのデザイン例を多数挙げながら、デザインやレイアウトの基本やポイント、テクニックについて紹介します。

ポスターのデザインやレイアウトの基本

ポスターは情報を伝えるために活用されるメディアですが、より効果的に訴求内容を伝えるためにはデザインやレイアウトに関する基本的な知識が必要です。

以下に、ポスターのデザインやレイアウトを考える際のポイントについて紹介します。

ポスターに載せる情報を整理する

ポスターに掲載する情報を整理するのは重要です。たとえばイベントポスターであれば、イベント名や日程、会場名などが明確にわからなければ、ポスターとしての機能が失われていきます。

より多くの人々にアピールするためには、「どのようにしてイベントに参加できるのか」「イベントに参加することでどのようなメリットがあるのか」を効果的に伝えなければなりません。参加方法や問い合わせ先などを適切に見せ、実際の行動につなげていくことが大切です。

ただし、これらの情報をどの程度伝えるかは慎重に考える必要があります。情報が複雑になりすぎないように厳選しましょう。

▼イベントの開催日や場所、ゲストなどの詳細を載せたポスターのデザイン例

音楽イベントのポスターデザイン

ポスターを見る人の視線を意識する

ポスターを制作する際は、見る人の視線がどう動くのかを考慮してレイアウトする必要があります。以下のようなパターンを参考にしてポスターを作成しましょう。

  • Z型:左上から右下にかけて視線が動く
  • N型:N字の右上から左下へ視線が動く(逆N字で左上から右下へ動くケースもある)
ポスターを見た人の視線の動きを表すZ型とN型

Z型は横組みの文章を読む際に有効であり、N型は縦組みの文章を読む場合に適しています。これらのパターンを活用することで、ポスターのデザインが視覚的に引き立つだけでなく、情報伝達がよりスムーズにおこなえます。

フォントはデザインやコンセプトにあわせて選ぶ

ポスターのデザインにおいて、フォントの選定も重要な要素の一つです。背景写真やイラスト、告知内容との調和を図り、デザイン全体でまとまりが出るように意識しましょう。以下に、フォントの選定に関するポイントをまとめました。

  • 書体をポスターのイメージや訴求内容にあわせて選定する
  • 書体の種類は多くても3つ程度に抑える

書体は大まかにゴシック体と明朝体の2つに分類されます。ゴシック体は視認性が高く、インパクトを与えやすい字体であるのに対して、明朝体はシンプルでモダンな印象を与えながら可読性を高める効果があります。

なお、1つのポスターデザインに使用する書体の種類は、多くても3つ程度に抑えましょう。デザイン全体に統一感が生まれ、ポスターの視認性を高めることにつながります。

▼イベントの内容にあわせたフォントを選んで作成したポスターのデザイン例

ハロウィンイベントのポスターデザイン

余白を十分にとる

情報やデザインが詰まりすぎていると、息苦しさや窮屈な印象を与え、見る人にとってはストレスになりかねません。内容次第にはなりますが、目を休ませたり情報を整理したりするためにも、ポスターは余白を十分にもたせたレイアウトにしましょう。

また、余白を適度に取ることで伝えたい文字やデザインが強調される効果や、情報をグループ化してまとめる効果も得られるので、より見やすいポスター制作に繋がります。

▼情報をグループごとに分けて余白を大きくとったポスターのデザイン例

ウェディング用のポスターデザイン

色を使いすぎないように3~5色程度にする

1つのデザインに多くの色を使うのは難易度が高く、過剰な色の使用は「ごちゃごちゃしてまとまりがない」といった印象を与えてしまう可能性があります。見る人によっては不快に感じる可能性もあるため、基本的には3~5色程度に抑えるのがおすすめです。

配色を考える際は「メインカラー」「サブカラー」「アクセントカラー」の3色を考慮するとよいと言われています。

3つの色で配色を考えるとバランスがとりやすい

図のように、メインカラーはデザインの中で多くの割合を占める色となり、サブカラーはその次に多い色となります。アクセントカラーはこれらの色に対して異なる色を強調的に使うことで、視覚的なインパクトを高めます。

色の数をもう少し増やしたい場合は、濃淡を使い分けたり同系色を上手に取り入れたりして、デザインの統一感を保つようにしましょう。

▼3色を基本としてレイアウトしたポスターのデザイン例

スタッフ募集のポスターデザイン

実践できるポスターデザイン・レイアウトのコツ

ポスターのデザインやレイアウトの基本的なポイントを押さえたところで、次に実践可能なおすすめのコツを紹介します。写真やフォント、文字の向きなどの要素を工夫することで、より魅力的なポスターデザインを作成できます。

1.写真を背景全面に配置する

写真は、デザインの背景素材として全面に配置して活用することができます。写真をメインに見せつつ、文字や図形、ロゴなどをレイアウトしていきます。写真の選定と配置方法については、以下のコツを参考にしてみてください。

  • 「空」や「テーブル」など文字や情報を配置しても邪魔になりにくい部分がある写真を選ぶ
  • 奥行きがあったり一部のピントが合っていなかったりする写真も「ぼかし」のような効果で文字や情報が配置しやすい
  • 写真と文字が重なって見にくい場合は、文字と写真の間に図形などを配置して見やすくする。

写真を活用すると、図形やイラスト、装飾などを1から作る手間が軽減されます。飲食店のメニューや化粧品の紹介、旅行プランの宣伝など、写真による訴求が有効な業種のポスターでは、特に活用しやすいテクニックです。自社で写真を用意するのが難しい場合は、フリー素材の配布サイトなどを利用することもおすすめです。

▼商品の写真を全面に配置して目立たせたポスターのデザイン例

洋菓子ギフトのポスターデザイン

▼夜のホテルの写真を背景にして訴求内容を目立たせたポスターのデザイン例

ホテルのポスターデザイン

2.部分的に文字の色を変える

ポスターにおいては文字も重要な要素であるため、文字そのものを変容させることで印象的なデザインを作ることができます。文字を工夫する方法はさまざまありますが、1例として文字の一部だけ色を変えるデザインがあります。ポイントは以下の通りです。

  • 最初の文字だけ色を変える
  • 文字の色を交互に変える
  • 漢字の辺や旁(つくり)の色を変える

最初の文字を変えるパターンでは、文字の開始位置が目立つことで視線を誘導する効果が期待できます。文字の色を交互に変えるのは、文字全体を目立たせたりデザインになじませたりする目的で活用されます。

漢字の辺や旁ごとに色を変えるデザインは独特な印象を与えることが期待できますが、色の組み合わせによっては見づらく、乱雑な印象を与える可能性もあるため注意が必要です。

▼文字の最初だけ色を変えて視線を誘導しているポスターのデザイン例

夏休みイベントのポスターデザイン

▼文字の色を交互に変えて全体の雰囲気になじませているポスターのデザイン例

イベントの宣伝ポスターデザイン

▼文字の一部の辺のみ色を変えて個性を出したポスターのデザイン例

傘貸し出しのポスターデザイン

3.フォントをデザインにあわせて変形させる

デザインの内容にあわせて文字そのものを変形させるのも、ポスターに独自の個性やアクセントを与えられる方法です。以下のサンプルの様に、「水」など素材の柄や模様を文字に適用させたり、音楽関係のポスターで文字の一部を音符にしたりと、アイデアはさまざまです。

▼「水」という文字に水の模様を入れたポスターのデザイン例

講演会のポスターデザイン

▼音楽イベントにあわせて文字の一部を音符に変えたポスターのデザイン例

音楽祭のポスターデザイン

▼ひらがなの一部をさくらに見立てたポスターのデザイン例

さくら祭りのポスターデザイン

4.文字の向きや位置を工夫する

文字は、色や形の工夫だけでなく向きや位置などのレイアウトも重要です。デザイン全体の中で、どこにどのような向きで文字を入れると印象が強くなるのか、逆にあまり目立たなくなるのはどこか、を考えてみましょう。文字の向きや位置の工夫には以下のような例があります。

  • 文字をななめにレイアウトする
  • 文字を紙面からわざとはみ出すようにレイアウトする
  • 文字を画像やオブジェクトに沿わせる

文字をななめに配置するのは、単調なレイアウトに動きを生み出したい場合におすすめの方法です。とくにスポーツやエンターテイメント、旅行などのポスターに有効です。遊び心が感じられ、見る人に「楽しそう」といった印象を与えることが期待できます。

文字の一部を紙面からはみ出させる手法もよく利用されます。インパクトのあるデザインに繋がります。

文字を円周方向に配置したり背景やオブジェクトに沿うように並べたりすると、デザインになじませることができ、柔らかい印象や立体感の演出もできます。

▼メインの文字を斜めに大きく配置して印象を強めたポスターのデザイン例

セールイベントのポスターデザイン

▼文字をはみ出すように配置していてインパクトのあるポスターのデザイン例

コーヒー飲料の商品紹介ポスターデザイン

▼文字を図形に沿わせてデザイン性を高めたポスターのデザイン例

音楽フェスのポスターデザイン

5.文字にさまざまな装飾をつける

文字にさまざまな装飾を加えることで、デザインに独自のアクセントを与えられます。たとえば、以下のような手法が用いられます。

  • 文字を囲む:文字が引き立ち、テキストが強調される
  • 文字にほかの写真やオブジェを絡ませる:テキストとイメージが融合され、視覚的な効果を高める
  • 文字に奥行きを与える:文字が立体的になり、見る人に動きや深みを感じさせる
  • 文字の中から飛び出す:文字の一部を消しながら背景やイラストが文字から飛び出すような印象を与える
  • 文字をくり抜く:文字をくり抜くことで文字に独特の質感を与える

以上の手法は文字自体に特別な意味や印象を与え、デザインをより魅力的に仕上げるのに役立ちます。

▼メインの文字を四角で囲み目立たせたポスターのデザイン例

イベントのポスターデザイン

▼人物の写真を文字にかぶせて溶け込ませたポスターのデザイン例

夏休み科学イベントのポスターデザイン

ポスターはサイズや紙選びにもこだわろう

ここまでポスターのデザインやレイアウトについて紹介してきましたが、ポスター制作においてはサイズや紙の選択も重要です。ポスターの印象に影響を与える要素のため、デザインとあわせて考える必要があります。

以下に紹介するポイントをしっかり把握して適切なサイズの用紙を選びましょう。

・ポスターのサイズの選び方

どこに掲示して、どのくらい離れた距離でポスターを見てもらうのかを考慮してサイズを決めましょう。ポスターを掲示する場所によっては、サイズに制限がある場合などもあるため注意しましょう。

ポスターそのもののサイズによって、適した文字サイズやフォント、情報量、レイアウトなども変わってきます。そのため、デザインに着手する前にサイズはある程度固めておきましょう。

・ポスターの用紙の選び方

ポスターに使われる用紙にはさまざまな種類があります。光沢紙や半光沢紙、コート紙などは発色が良く写真印刷に適しています。一方、マットコート紙は光の反射を抑えて落ち着いた雰囲気を醸し出すため、文字が多めのポスターにも活用できるでしょう。

屋外での使用を考える場合は耐水性のある用紙が適しており、大きなサイズのポスターには耐久性や厚みにも考慮が必要です。

なお、用紙の質やサイズ、厚みによってかかるコストも変わるため、予算についても考慮が必要です。ポスターを作る目的やイメージ、予算に合うサイズや用紙を選び、費用対効果の高いポスターデザインとレイアウトを目指しましょう。

ポスターのデザインは、今回紹介したようなレイアウトの基本やコツをおさえ、目的や内容にあわせた手法を取り入れていくことが大切です。細かなテクニックは他にもさまざまあるので、理想のデザインやレイアウトに向けて必要な知識やスキルを得ていきましょう。

展示会キングでは、ポスターの制作も承っております。WEB上で無料でポスターのデザインを作成できるサービスもあるので、試しにデザインを作ってみたい方はぜひご利用ください。

ポスター印刷について詳しく見る