ポスターをデザインしてみよう!目を引く一枚を作るコツ

ポスターは、見る人の注意を引き、イベントやサービスなどを伝えるツールとして広く利用されています。だからこそ、「注目されるデザインにしたい」と意気込んでいる方も多いでしょう。とはいえ、闇雲にポスターを作成しても、ポスターの内容やメッセージを伝えることは難しいです。
目を引くポスターの作り方には、3つのコツがあります。この記事では、目を引くポスターの作り方のコツと作成前に考えておきたい内容について詳しく解説します。記事の内容を参考に、ぜひ実際に人を惹きつける印象的なポスターを作成してみてください。
ポスターを作る前に考えておきたい内容
ポスターを作成する前に、まず以下の5つの内容について考えておきましょう。
- 目的を決め、ターゲットを定める
- 伝える内容を整理する
- ポスターのサイズを決める
- メインコンテンツとなるキャッチコピーや画像を決める
それでは、1つずつ解説します。
目的を決め、ターゲットを定める
はじめに、ポスターを作成する目的を明確にしてターゲットを定めましょう。
例えば、具体例として以下のようにターゲットを設定していきます。
【ダイエット商品の紹介】
- 20代後半の仕事が忙しい女性。夏までにダイエットしたいが、仕事の忙しさからジムに通うのは難しい
【塾の夏期講習のポスター】
- 中学2年生の子どもがいる母親。高校受験の準備として、夏休みのうちに苦手科目を克服させたい
このように、ターゲットを具体的に掘り下げ、そのニーズに合わせた情報を発信することでポスターの効果性を高めやすくなります。
ターゲットを定めるのが難しい場合は、身近な人を思い浮かべるとイメージしやすくなるでしょう。
伝える内容を整理する
目的とターゲットが決まったら、伝える内容を整理していきましょう。
ポスターに注目してもらうためには、「何を伝えたいのか」をはっきりさせる必要があります。
例えば、イベントのポスターにはイベント内容や開催日程、問い合わせ先など、新キャンペーンや商品の告知なら写真・イラストや購入するメリットを提示することで一層購入意欲を高めやすくなるでしょう。
また、観光地PRポスターでは、あえて観光名所・名物と短いキャッチコピーのみを記載することでインターネット検索を促す方法もあります。
情報量が多すぎると見えにくくなり、かえってPR効果が下がってしまうため、情報量をうまく絞り込むようにしましょう。
ポスターのサイズを決める
ポスターは、使用する場所によって適したサイズが異なります。
例えば、店舗など屋内で使用する場合はA1やB2など、学会や展示会のポスターはA0サイズが主流です。
また、駅構内やホームの広告ならば、B0やB1、車両の中吊りポスターにはB3などのサイズがよく利用されています。
周囲の環境や用途によってはポスターのサイズが決められている場合もあるため、作成前に必ず提示場所の規定を確認しておくようにしましょう。
メインコンテンツとなるキャッチコピーや画像を決める
メインコンテンツとなるキャッチコピーや画像を決めることも大切です。
キャッチコピーには、ターゲットが興味のあるワードや現在抱えている悩み、具体的な利点や具体的な数字を用いた情報などを織り交ぜるのがおすすめです。
見た人に、「まるで自分のことのようだ」と思わせるようなフレーズを盛り込みましょう。
また、「チャレンジしてみませんか?」といった問いかけを入れることも、ターゲットの行動を促す効果が期待できます。
観光地のPRや美術展などの場合は、文字よりも写真やイラストをメインにすることで、遠くからでも内容や展示物が伝わりやすくなるでしょう。
目を引くポスターデザインのコツ
前述の4つの要素が整理できたら、次はいよいよデザインです。
目を引くポスターを作りたいなら、以下のコツを意識しましょう。
- 配色バランスを意識する
- 文字や写真の「ジャンプ率」を意識する
- タイトルやメインビジュアルを強く押し出す
配色バランスを意識する
目を引くポスターデザインは、まず配色バランスを意識することが大切です。
色にはそれぞれ連想されるイメージや性格があるといわれています。例えば赤やオレンジ、黄色などの暖色は、情熱的な暖かさや優しさといった印象を与えやすいです。一方で、青、緑や紫などの寒色は、誠実さやクールな印象を与えたいときに効果的です。
このとき、ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%を目安に配色を決めるとバランスの良い配色になります。
ポスターの配色は見る人に与える印象を大きく変えるため、伝えたい内容とターゲットのイメージに合わせて選ぶと良いでしょう。また、「見やすさ」を意識して、色数は3色以内を目安にするのがおすすめです。


文字や写真の「ジャンプ率」を意識する
ポスター作成時には、与えたい印象に合わせて文字や写真の「ジャンプ率」を意識しましょう。
「ジャンプ率」とは、見出しと本文テキストの大きさの比率をいい、ジャンプ率が高いほどメリハリがつき、活発な印象になります。
反対に、ジャンプ率を低くするほど、ゆったりと落ち着いた印象を与えられます。
そのため、セールやオープン広告ポスターなど、遠くからでも目立つインパクトのあるポスターにしたい場合は、ジャンプ率を高く設定すると効果的です。

タイトルやメインビジュアルを強く押し出す
瞬時に印象を残すポスターを作成するためには、タイトルやメインビジュアルを強く押し出すのも効果的な方法です。
タイトルのフォントデザインや大きさ、メイン画像の配置など、主役となるビジュアルを視覚的に引き立たせることで、伝えたい情報をより強調することができます。
また、重要な要素周辺に余白を取り入れることで、見る人の視線を集める方法も効果的です。
なお、パッと見たときに内容が把握できるように、タイトルは簡潔かつ興味を引く言葉を選ぶようにしましょう。



以下のコラムでも、ポスターデザインの具体的なアイデアを紹介しています。より多くの「デザイン例」や「レイアウトのコツ」を紹介していますので、ぜひ確認してみてください。
デザインのコツを詳しく見るまとめ
ポスターは、多くの人の目に触れることで認知度向上や集客率アップなど、さまざまな販促効果が期待できる販促ツールです。
作成時にはターゲット層を明確にして、配色バランスやジャンプ率などをうまく活用しながら、必要な情報を目立たせるように意識しましょう。
展示会キングでは、ポスター制作を承っております。
A3からB0まで幅広いサイズを取り扱っており、Web上で利用できる無料のデザイン作成サービスもあるので、オリジナルポスターを作りたい方はぜひご利用ください。
